小論文の構成について考えてみた~説得力のある小論文の書き方~
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こんにちは、蒼夢です。
先日、久々に”小論文”を書く機会があったので、
小論文における効果的な文の構成について考えてみました。
感想文とは違う
僕は普段、簡単なレポート課題などはやっているが、これらははっきり言って感想文みたいなものだ。
それに対して今回出された課題は
「4,500字で小論文を書け」
というもの。
小論文において、感想文と異なるのは
- 自分の意見を論じなければいけない
- 感想は必要ない
- 説得力のある文構成にする必要がある
小論文における文の構成
以下に挙げるのはあくまで僕が小論文を書くならこんな文構成にするよ~といったものです。
雛形(テンプレート)形式のようになっているので、内容を当てはめていけばいろいろな場面で使えると思います。
問題提起
「~は・・・だがーーーではないだろうか。」
ある問い掛けに対する答えがあなたの意見だったとする。
”問題提起”とはその”問い掛け”にあたる部分である。
初めに自ら質問を投げかけておき、徐々にそれに対する答えを論じていく。
譲歩(否定の受け入れ)
「確かに~かもしれない。 」
自分の意見を論じるといっても、自分の意見をただ述べるのでは押しつけのようであり、いかなる理由を付けようとも説得力が半減してしまう。
そこで、あえて自分の意見に対する否定を持ってきておいて、自分とは反対の意見をもつ人間を引き込む。
これを”譲歩”という。
自己意見の展開
「しかし、~は・・・ではないだろうか。」
「私は~だと考える。」
先ほどの”譲歩”に対する自分の意見をここで初めて論じる。
予め否定意見を表しているおかげで自分の意見がはっきりと伝わると思うが、一番重要な部分でもあるので曖昧にならないように気を付ける。
理由・エピソード
「なぜなら~だからだ。」
「~なので・・・と考える。」
ここでは自分がなぜそのような意見であるのかの理由を述べる。
具体的な例やエピソードなんかがあるとなお説得力が深まる。
結論
「したがって~は・・・である」
「以上ことから~と考える」
結論は、改めて自分の意見や考えを明確に述べるのだが、『自己意見の展開』で一度論じている以上、ここでだらだらと書いてしまってはしまりが悪い。
自分の意見を明確に、そして簡潔的にまとめる。
以上を踏まえて
今回は4,500字でまとめなくてはならないので文の構成は
- 問題提起(500字程度)
- 譲歩(内容2つで1,000字程度)
- 自分の意見(内容3つで1,500程度)
- 理由(内容2つで1,000~1,500字程度)
- 結論(~500字程度)
まとめ
このように5つのパートに分けて書いていくことで説得力のある小論文を書くことができる。
いろいろな場面で使えるので、小論文を書く機会が多い中学生や高校生、若しくは大学生なんかも頭の片隅に入れておけば突然出された課題に慌てることも少なくなるだろう。